危険物取扱者 乙4とは?
危険物取扱者 乙種第4類(乙4)は、第4類の危険物(引火性液体)を取り扱い、その作業に立ち会うことができる国家資格です。 ガソリン・灯油・軽油・重油・アルコール類・動植物油類などが第4類に含まれます。
乙4の試験 早見表
| 実施団体 | 一般財団法人 消防試験研究センター |
|---|---|
| 受験資格 | なし(誰でも受験できる) |
| 出題形式 | 五肢択一・マークシート |
| 問題数 | 35問(法令15・物理化学10・性質消火10) |
| 試験時間 | 2時間 |
| 合格基準 | 科目ごとに60%以上 |
| 受験料 | 5,300円(非課税) |
| 合格率 | 31.9%(令和7年度) |
2026年10月時点で消防試験研究センターの公式サイトを確認した内容です。申込み前に必ず公式で最新情報をご確認ください。
試験科目と問題数
危険物に関する法令
指定数量と倍数の計算、製造所等の区分と位置・構造・設備の基準、許可・届出の手続き、保安距離・保有空地、危険物取扱者と保安監督者、定期点検、貯蔵・取扱い・運搬の基準などを問います。
10問・6問以上で合格基礎的な物理学及び基礎的な化学
燃焼の3要素と燃焼の仕方、引火点・発火点・燃焼範囲、消火の原理、静電気、比重・沸点・熱の移動、酸化と還元、酸と塩基、化学反応と熱などの基礎を問います。
10問・6問以上で合格危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
第1類〜第6類の特徴、第4類に共通する性質と火災予防・消火の方法、ガソリン・灯油・軽油・アルコール類など品名ごとの代表的な物質の性状を問います。
合格基準は「科目ごとに60%以上」
乙4は合計点ではなく、3科目それぞれで60%以上正解することが合格の条件です。 法令が満点でも、物理化学か性質消火のどちらかが10問中5問以下なら不合格になります。 10問しかない2科目は1問の重みが大きいので、苦手科目を残さないことが大切です。
当サイトの模擬試験は、この科目別の判定まで本番と同じ形で表示します。
合格率は約3割
消防試験研究センターが公表している試験実施状況によると、令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の乙4は、 受験者222,545人・合格者71,059人で、合格率は31.9%でした。 乙種のほかの類(合格率60〜70%程度)と比べて低いのは、受験者が多く、準備が不十分なまま受ける人も多いためと考えられます。 出題範囲は毎回ほぼ同じなので、範囲をしぼって対策すれば独学でも十分に合格をめざせます。
受験の申込みと試験日
試験は都道府県ごとに、年に何回も実施されます(回数や日程は都道府県によって異なります)。 申込みは消防試験研究センターの電子申請、または書面で行います。 日程の一覧と申込方法は、公式サイトで確認できます。 住んでいる都道府県以外でも受験できます。
科目免除
すでに乙種のほかの類(第1・2・3・5・6類)の免状を持っている人は、法令と物理化学が免除になり、 性質消火の10問だけを35分で受験できます。 また、火薬類の免状を持っている人が第1類・第5類を受ける場合にも一部の科目免除があります(乙4は対象外)。
乙4を取ると何ができるか
- 第4類の危険物を取り扱うことができる
- 危険物取扱者以外の人が第4類を取り扱うときに、立ち会うことができる
- 実務経験(6か月以上)があれば、危険物保安監督者になることができる
ガソリンスタンド、化学工場、塗料・溶剤を扱う工場、タンクローリーの運転、ビルの非常用発電設備の管理など、 第4類を扱う職場で求められることの多い資格です。
独学の勉強時間の目安
一般に、独学の勉強時間は40〜60時間程度が目安と言われます。 化学に苦手意識がある人は、物理化学に多めに時間を割きましょう。 1日1時間なら1〜2か月が目安です。
- テキストで3科目の全体像をつかむ(法令は数字の表、性質消火は物質の一覧を中心に)
- 科目ごとの一問一答で、まちがえた所を復習する
- 暗記表で引火点・指定数量・水溶性を固める
- 模擬試験で、3科目とも6割を安定して超えるか確認する
※当サイトは試験の実施団体とは関係のない個人運営のサイトです。 受験料・日程・申込方法は変わることがあるため、必ず消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。