乙4「性質・消火」の問題と解説
第1類〜第6類の特徴、第4類に共通する性質と火災予防・消火の方法、ガソリン・灯油・軽油・アルコール類など品名ごとの代表的な物質の性状を問います。
本番10問・6問以上で合格
現在 30問 を収録しています。何問解くか選んで始めましょう。
何問解きますか?
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- 類ごとの性質
- 第4類の共通性質
- 火災予防
- 消火の方法
- ガソリン
- 灯油
- 軽油
- 重油
- アセトン
- メタノール
- エタノール
- ベンゼンとトルエン
- 特殊引火物
- 第2石油類
- 第3石油類
- 動植物油類
- 品名と物質
- 水溶性
- 比重
- 引火点
性質・消火で学ぶこと
第1類〜第6類それぞれの性質の特徴、第4類に共通する性質(引火しやすい・蒸気は空気より重い・水に溶けにくく水より軽いものが多い・電気を通しにくい)、火災予防と消火の方法、そして特殊引火物・第1〜第4石油類・アルコール類・動植物油類の代表的な物質の性状を扱います。
試験での重要度
10問で6問以上の正解が必要です。後半の多くは「ある物質の性状として誤っているもの」を選ぶ形式で、ガソリン・灯油・軽油・アルコール類などの代表物質を押さえていれば得点できます。
つまずきやすいポイント
- 水溶性の物質(アセトン・アルコール類・酢酸など)には、普通の泡消火剤ではなく水溶性液体用(耐アルコール)泡を使う点がよく問われます。
- 「蒸気は空気より重い」ので低い所にたまる、という性質を逆にした選択肢が定番のひっかけです。
- 物質ごとの色やにおい(ガソリンはオレンジ色に着色、軽油は淡黄色〜淡褐色など)のすり替えで誤りを作られます。
- 品名の区分(第1石油類は引火点21℃未満など)と物質名の対応を取り違えると、性質の問題も連鎖して落とします。
学習の順番のおすすめ
- 第1類〜第6類の特徴を1行ずつで覚える
- 第4類に共通する性質と、火災予防・消火の方法を理解する
- 品名の区分(引火点の境目)と代表物質を暗記表で覚える
- ガソリン・灯油・軽油・アルコール類など頻出物質の性状を押さえる
- 特殊引火物(ジエチルエーテル・二硫化炭素など)の特徴で仕上げる
公式資料・参考資料
試験科目や最新の試験情報は 消防試験研究センターの公式サイト、 法令の条文はe-Gov法令検索(消防法・危険物の規制に関する政令・規則)で確認できます。 体系的な学習にはテキスト・問題集をあわせてご利用ください。
収録問題を読む(全30問)
タップすると正解と解説が読めます。まずはここでざっと目を通して、仕上げに上のクイズで実力チェックしましょう。
各問題には、正解の理由と他の選択肢が誤りとなる理由を掲載しています。問題を解いた後に解説を開いて確認してください。
問1 類ごとの性質 危険物の類と、その性質の組合せとして正しいものはどれか。
- (1) 第2類……引火性液体
- (2) 第3類……自己反応性物質
- ✅ (3) 第1類……酸化性固体
- (4) 第5類……酸化性液体
- (5) 第6類……可燃性固体
解説:第1類は酸化性固体、第2類は可燃性固体、第3類は自然発火性物質及び禁水性物質、第4類は引火性液体、第5類は自己反応性物質、第6類は酸化性液体です。
覚え方:1酸固・2可固・3自禁・4引液・5自反・6酸液。
根拠:消防法 別表第一
問2 類ごとの性質 危険物の類ごとの一般的な性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 第1類と第6類の危険物は、それ自体は燃えない
- ✅ (2) 同じ類に属する危険物であれば、適した消火方法はすべて同じである
- (3) 第2類の危険物は、比較的低い温度で着火しやすい可燃性の固体である
- (4) 第3類の危険物には、空気にさらされると自然発火するものや、水と接触すると発火・可燃性ガスを発生するものがある
- (5) 第5類の危険物は、分子内に酸素を含み、自己燃焼しやすいものが多い
解説:同じ類でも物質によって適した消火方法は異なります。たとえば第1類のうちアルカリ金属の過酸化物は水と反応するので注水できませんが、ほかの多くの第1類には大量の水が有効です。第4類でも、水溶性のものには水溶性液体用の泡が必要です。第1類・第6類は不燃性で、ほかの物質を燃えやすくする酸化性の物質です。
問3 第4類の共通性質 第4類の危険物に共通する一般的な性質について、誤っているものはどれか。
- (1) 引火性の液体である
- ✅ (2) 水に溶けやすいものが多い
- (3) 蒸気比重は1より大きく、蒸気は低い所に滞留しやすい
- (4) 液体の比重は1より小さいものが多い
- (5) 電気の不導体であるものが多く、静電気がたまりやすい
解説:第4類の多くは水に溶けにくい(非水溶性)物質です。水に溶けにくく水より軽いものが多いため、燃えているときに水をかけると、危険物が水に浮いて火災が広がるおそれがあります。アルコール類やアセトンなど水に溶けるものもありますが、少数派です。
問4 火災予防 第4類の危険物の貯蔵・取扱いについて、誤っているものはどれか。
- ✅ (1) 容器に詰めるときは、蒸気が漏れないよう空間を残さず満杯にする
- (2) 炎や火花、高温の物体との接触や加熱を避ける
- (3) 容器は密栓して、冷暗所に貯蔵する
- (4) 可燃性の蒸気を排出するときは、屋外の高所に排出する
- (5) 静電気が発生するおそれがあるときは、接地して蓄積を防ぐ
解説:液体は温度が上がると膨張するため、容器を満杯にすると容器が破損したり、危険物が漏れたりするおそれがあります。容器には一定の空間を残して詰めます。蒸気は空気より重く低い所にたまるので、排出は屋外の高所に行います。
問5 消火の方法 ガソリンの火災の消火方法として、適さないものはどれか。
- (1) 泡消火剤を放射する
- (2) 二酸化炭素消火剤を放射する
- ✅ (3) 棒状の水を放射する
- (4) 粉末消火剤を放射する
- (5) ハロゲン化物消火剤を放射する
解説:ガソリンは水より軽く水に溶けないので、棒状の水をかけると水に浮いて燃え広がるおそれがあります。第4類の火災には、酸素の供給を断つ窒息消火(泡・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物)が有効です。
問6 消火の方法 アルコール類やアセトンなど水溶性の第4類の火災に、通常の泡消火剤が適さない理由として、正しいものはどれか。
- (1) 泡そのものが燃えてしまうから
- ✅ (2) 泡が水溶性の液体に溶けて消えてしまい、窒息効果が得られないから
- (3) 泡が電気を通して感電するから
- (4) 水溶性の液体は比重が大きく、泡がすぐに沈むから
- (5) 泡と水溶性の液体が反応して可燃性ガスが発生するから
解説:通常の泡は、アルコールなど水に溶ける液体と接すると泡が壊れて消えてしまい、液面を覆うことができません。そのため、水溶性の危険物には泡が消えにくい「水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡)」を使います。
覚え方:水溶性には「耐アルコール泡」。
問7 ガソリン 自動車ガソリンの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) オレンジ系の色に着色されている
- (2) 引火点は-40℃以下である
- (3) 燃焼範囲は、おおむね1.4〜7.6vol%である
- (4) 蒸気は空気の約3〜4倍の重さがある
- ✅ (5) 発火点が100℃以下なので、特殊引火物に該当する
解説:ガソリンの発火点は約300℃で、品名は第1石油類です。灯油や軽油(約220℃)より発火点は高い点もよく問われます。自動車ガソリンは灯油などと区別するためオレンジ系に着色され、引火点は-40℃以下、燃焼範囲は1.4〜7.6vol%程度、蒸気比重は3〜4です。
覚え方:ガソリンは「引火点-40℃以下・発火点約300℃・燃焼範囲1.4〜7.6」。
問8 灯油 灯油の性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 第2石油類に該当する
- (2) 引火点は40℃以上である
- ✅ (3) 水より重く、水に沈む
- (4) 無色または淡黄色の液体である
- (5) 霧状にしたり布にしみ込ませたりすると、引火点より低い液温でも火がつきやすい
解説:灯油の比重は約0.8で、水より軽く水に浮きます。第4類の多くと同じく水に溶けません。灯油は第2石油類(指定数量1,000L)で、引火点は40℃以上、発火点は約220℃です。
問9 軽油 軽油の性状について、誤っているものはどれか。
- (1) ディーゼル機関の燃料に用いられる
- (2) 第2石油類に該当する
- (3) 色は淡黄色または淡褐色である
- (4) 引火点は45℃以上である
- ✅ (5) 引火点は-20℃以下で、常温でも容易に引火する
解説:軽油の引火点は45℃以上で、常温(20℃前後)では引火しにくい液体です。ただし加熱されたり霧状になったりすると引火の危険があります。軽油は第2石油類で、比重は約0.85、発火点は約220℃です。
問10 灯油 灯油にガソリンが混ざった場合について、正しいものはどれか。
- (1) 引火点が高くなり、安全性が増す
- (2) ガソリンが沈むので、危険性は変わらない
- (3) 酸化が進み、自然発火しやすくなる
- (4) 混合液が水に溶けやすくなる
- ✅ (5) 引火しやすくなり、危険性が増す
解説:引火点の低いガソリン(-40℃以下)が混ざると、混合物の引火点が下がり、常温でも引火しやすくなります。灯油用のストーブに誤ってガソリンを入れると、異常燃焼や火災の原因になります。
問11 重油 重油の性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 褐色または暗褐色の、粘りのある液体である
- (2) 第3石油類に該当する
- (3) 一般に、比重は1よりわずかに小さい
- ✅ (4) 常温では引火しにくいため、いったん燃え出しても消火は容易である
- (5) 引火点は、一般に60〜150℃程度である
解説:重油は常温では引火しにくいものの、いったん燃え出すと燃焼温度が高く、消火は困難です。重油は第3石油類(指定数量2,000L)で、褐色〜暗褐色の粘りのある液体、比重は0.9〜1.0程度で一般に水よりわずかに軽い物質です。
問12 アセトン アセトンの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 無色透明で、特有の臭気がある
- (2) 水によく溶ける
- (3) 第1石油類(水溶性液体)に該当する
- (4) 引火点は-20℃で、常温でも引火しやすい
- ✅ (5) 蒸気は空気より軽い
解説:アセトンの蒸気比重は約2.0で、空気より重い蒸気です。アセトンは無色透明で特有の臭気があり、水やアルコールによく溶けます。第1石油類の水溶性液体で、指定数量は400Lです。火災には水溶性液体用の泡を使います。
問13 メタノール メタノールの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 毒性があり、飲むと失明や死亡のおそれがある
- (2) 水と任意の割合で溶け合う
- ✅ (3) 引火点はエタノールより高く、常温では引火しない
- (4) 燃焼時の炎の色が淡く、明るい所では炎が見えにくい
- (5) アルコール類に該当する
解説:メタノールの引火点は約11℃で、エタノール(約13℃)より低く、常温でも引火します。メタノールは毒性が強く、炎が見えにくいので火災に気づきにくい点にも注意が必要です。沸点は約64℃です。
問14 エタノール エタノールの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 無色透明で、特有の芳香がある
- (2) 水によく溶ける
- ✅ (3) 燃焼範囲は、メタノールより広い
- (4) 引火点は約13℃である
- (5) 沸点は約78℃である
解説:燃焼範囲はメタノール(約6.0〜36vol%)のほうがエタノール(約3.3〜19vol%)より広くなっています。エタノールは酒類に含まれるアルコールで、メタノールのような強い毒性はありませんが、麻酔性があります。
問15 ベンゼンとトルエン ベンゼンとトルエンについて、誤っているものはどれか。
- (1) ベンゼンは、無色透明で芳香のある液体である
- (2) トルエンは、無色透明で芳香のある液体である
- (3) どちらも水に溶けない
- ✅ (4) トルエンの引火点は、ベンゼンの引火点より低い
- (5) ベンゼンの蒸気は毒性が強い
解説:ベンゼンの引火点は約-11℃、トルエンは約4℃で、トルエンのほうが高くなっています。どちらも第1石油類(非水溶性)で、無色透明・芳香があり、水に溶けません。毒性はベンゼンのほうが強いとされています。
問16 特殊引火物 ジエチルエーテルの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 特殊引火物に該当する
- (2) 引火点は-40℃以下である
- (3) 沸点が約35℃と低く、揮発しやすい
- ✅ (4) 水より重いので、可燃性蒸気の発生を防ぐために水中で貯蔵する
- (5) 空気と長く接触したり日光にさらされたりすると、爆発性の過酸化物を生じることがある
解説:水より重く水中で貯蔵するのは二硫化炭素です。ジエチルエーテルは比重約0.7で水より軽く、水にわずかに溶けます。引火点は約-45℃、燃焼範囲が広く、麻酔性があります。過酸化物の生成を防ぐため、容器は密栓して冷暗所に貯蔵します。
問17 特殊引火物 二硫化炭素の性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 発火点が約90℃と、第4類の中でも特に低い
- ✅ (2) 第1石油類に該当する
- (3) 水より重く、水に溶けない
- (4) 可燃性蒸気の発生を防ぐため、容器に水を張って貯蔵する
- (5) 燃焼すると、有毒な二酸化硫黄を発生する
解説:二硫化炭素は特殊引火物です。発火点が約90℃と非常に低く、蒸気配管などの熱でも発火するおそれがあります。比重が約1.3で水より重く水に溶けないので、水を張って蒸気が出ないようにして貯蔵します。
覚え方:二硫化炭素は「発火点90℃・水より重い・水中貯蔵」。
問18 特殊引火物 アセトアルデヒドの性状について、誤っているものはどれか。
- ✅ (1) においのない液体である
- (2) 特殊引火物に該当する
- (3) 沸点が約21℃と低く、揮発しやすい
- (4) 水によく溶ける
- (5) 酸化されると酢酸になる
解説:アセトアルデヒドは刺激臭のある無色の液体です。沸点が約21℃と低いため常温でも揮発しやすく、引火点は約-39℃です。水やエタノールによく溶けるので、火災には水溶性液体用の泡を使います。
問19 第2石油類 酢酸の性状について、誤っているものはどれか。
- ✅ (1) 腐食性はないので、金属製の容器で長期間保存してよい
- (2) 第2石油類(水溶性液体)に該当する
- (3) 刺激臭のある液体である
- (4) 水によく溶ける
- (5) 純度の高いものは約17℃以下で凝固し、氷酢酸と呼ばれる
解説:酢酸は金属やコンクリートを腐食する性質があるため、貯蔵する容器の材質に注意が必要です。酢酸は第2石油類の水溶性液体(指定数量2,000L)で、刺激臭があり、水によく溶けます。純度の高いものは冬に凝固しやすく、氷酢酸と呼ばれます。
問20 第2石油類 キシレンの性状について、誤っているものはどれか。
- ✅ (1) 特有の赤色を帯びた液体である
- (2) 第2石油類に該当する
- (3) 無色透明の液体である
- (4) 3種類の異性体がある
- (5) 水に溶けない
解説:キシレンは無色透明の液体です。ベンゼン環に2つのメチル基が付いた構造で、その位置の違いによりオルト・メタ・パラの3種類の異性体があります。第2石油類の非水溶性液体で、水に溶けません。
問21 第3石油類 グリセリンの性状について、誤っているものはどれか。
- (1) 第3石油類(水溶性液体)に該当する
- (2) 無色で粘りのある液体である
- (3) 甘味がある
- ✅ (4) 強い刺激臭がある
- (5) 水より重い
解説:グリセリンは無色・無臭で、甘味のある粘りのある液体です。比重は約1.26で水より重く、水によく溶けます。第3石油類の水溶性液体で、指定数量は4,000Lです。
問22 第3石油類 エチレングリコールの性状について、正しいものはどれか。
- (1) 第2石油類に該当する
- ✅ (2) 無色で粘りがあり、甘味がある
- (3) 水に溶けない
- (4) 引火点は常温(20℃)より低い
- (5) 水より軽い
解説:エチレングリコールは無色で粘りがあり、甘味のある液体で、自動車の不凍液の原料に使われます。第3石油類の水溶性液体で、水によく溶けます。引火点は約111℃と高く、比重は約1.1で水より重い物質です。
問23 動植物油類 動植物油類について、誤っているものはどれか。
- (1) 動物の脂肉や植物の種子・果肉から抽出したもので、1気圧での引火点が250℃未満のものをいう
- (2) 乾性油はヨウ素価が大きく、自然発火しやすい
- (3) アマニ油は乾性油である
- ✅ (4) 不乾性油は、布にしみ込ませたときに最も自然発火しやすい
- (5) 一般に、水より軽く水に溶けない
解説:自然発火しやすいのは、ヨウ素価が大きい乾性油(アマニ油・キリ油など)です。不乾性油(ヤシ油・オリーブ油など)はヨウ素価が小さく、自然発火しにくい油です。乾性油がしみ込んだ布やぼろを積み重ねて放置すると、酸化熱がたまって自然発火することがあります。
根拠:消防法 別表第一 備考
問24 品名と物質 品名と、それに該当する物質の組合せとして、正しいものはどれか。
- (1) 特殊引火物……アセトン
- (2) アルコール類……ジエチルエーテル
- (3) 第2石油類……重油
- ✅ (4) 第1石油類……ガソリン
- (5) 第3石油類……灯油
解説:ガソリンは第1石油類です。アセトンは第1石油類、ジエチルエーテルは特殊引火物、重油は第3石油類、灯油は第2石油類です。
根拠:消防法 別表第一 備考
問25 品名と物質 物質と、その品名の組合せとして、誤っているものはどれか。
- (1) 二硫化炭素……特殊引火物
- ✅ (2) ギヤー油……第2石油類
- (3) トルエン……第1石油類
- (4) 軽油……第2石油類
- (5) クレオソート油……第3石油類
解説:ギヤー油は、シリンダー油と並んで法令に例示されている第4石油類です。引火点200℃以上250℃未満の潤滑油などが第4石油類にあたります。ほかの組合せはすべて正しいものです。
根拠:消防法 別表第一 備考
問26 水溶性 次の危険物のうち、水によく溶けるものはどれか。
- (1) ガソリン
- (2) 灯油
- ✅ (3) アセトン
- (4) ベンゼン
- (5) 軽油
解説:アセトンは水によく溶ける水溶性の第1石油類です。アルコール類・アセトアルデヒド・酢酸・グリセリンなども水溶性です。ガソリン・灯油・ベンゼン・軽油は水に溶けません。
問27 比重 次の危険物のうち、液体の比重が1より大きく水に沈むものはどれか。
- (1) ガソリン
- (2) 灯油
- (3) ジエチルエーテル
- (4) ベンゼン
- ✅ (5) 二硫化炭素
解説:二硫化炭素は比重が約1.3で水より重い物質です。水に溶けないので、水を張った容器で貯蔵して蒸気の発生を防ぎます。ほかに水より重い第4類としては、グリセリンや酢酸などがあります。ガソリン・灯油・ジエチルエーテル・ベンゼンは水より軽い物質です。
問28 引火点 液温が20℃のとき、点火源があれば引火するおそれがあるものはどれか。
- (1) 灯油
- (2) 軽油
- (3) 重油
- (4) グリセリン
- ✅ (5) ガソリン
解説:ガソリンの引火点は-40℃以下なので、20℃では引火に十分な蒸気が発生しています。灯油(40℃以上)・軽油(45℃以上)・重油(60℃以上)・グリセリン(約199℃)は、引火点が20℃より高いので、加熱されない限り引火しにくい物質です。
問29 火災予防 ガソリンを容器に詰め替えるときの注意として、誤っているものはどれか。
- ✅ (1) 静電気が起きにくいよう、灯油用のポリ容器に入れる
- (2) 金属製の容器を接地して、静電気を逃がす
- (3) 静電気を抑えるため、注入する速度を遅くする
- (4) 詰め替える場所の周囲で火気を使用しない
- (5) 蒸気がたまらないよう、通風・換気をよくする
解説:プラスチックは電気を通しにくく、かえって静電気がたまりやすい材質です。灯油用のポリ容器はガソリン用ではなく、ガソリンを入れると静電気による火災や容器の劣化のおそれがあります。ガソリンは基準に適合した金属製の容器などに入れ、接地・流速を遅くする・換気・火気厳禁を守ります。
問30 引火点 次の危険物を、引火点の低いものから高いものの順に並べたものとして、正しいものはどれか。
- ✅ (1) ガソリン → アセトン → エタノール → 灯油 → 重油
- (2) アセトン → ガソリン → エタノール → 灯油 → 重油
- (3) ガソリン → エタノール → アセトン → 灯油 → 重油
- (4) ガソリン → アセトン → 灯油 → エタノール → 重油
- (5) ガソリン → アセトン → エタノール → 重油 → 灯油
解説:引火点は、ガソリン-40℃以下、アセトン-20℃、エタノール約13℃、灯油40℃以上、重油60〜150℃程度の順に高くなります。品名でいえば、第1石油類 → アルコール類 → 第2石油類 → 第3石油類の順と一致します。
他の科目
危険物に関する法令
指定数量と倍数の計算、製造所等の区分と位置・構造・設備の基準、許可・届出の手続き、保安距離・保有空地、危険物取扱者と保安監督者、定期点検、貯蔵・取扱い・運搬の基準などを問います。
基礎的な物理学及び基礎的な化学
燃焼の3要素と燃焼の仕方、引火点・発火点・燃焼範囲、消火の原理、静電気、比重・沸点・熱の移動、酸化と還元、酸と塩基、化学反応と熱などの基礎を問います。
仕上げには教材演習も効果的です。おすすめ教材はこちら PR